チーム医療について

患者様の生活を第一に考えたチーム医療

職域の垣根を超えたサポート体制

職域の垣根を超えたサポート体制

現在当院では、受付、看護師、視能訓練士など総勢十数名のスタッフが働いています。私達が第一に考えるのは「患者様の生活」です。単に専門の仕事をこなすだけでなく、それぞれの役割を超えて頼もしいチーム医療が提供できるよう日々努力しています。
眼科手術では特に、患者様の仕事や生活環境、ご家族の有無、日頃どのように生活をされているか、手術前後のサポート環境は問題ないかなど、細やかな配慮が必要です。限られた診察時間では把握できないものもあり、不本意ではありますが、診察時間だけでは治療の不安やお困りごとを十分に解決できない場合も多いです。手術や治療の心配ごと、診察時間に話せなかったご相談などは、周囲のスタッフまでお気軽にお声がけください。スタッフ全員で患者様の治療をサポートいたします。

QOLとQOV

患者様の日常生活に適した視野を

患者様の生活と日常生活で困らない視野を

これからの医療の重要項目として、「QOL=Quality of life(クオリティ オブ ライフ)」が掲げられています。「生命の質」「生活の質」とも訳され、患者様の状態をはかるための指標の1つです。患者様の身体的、精神的な苦痛を軽減し、満足度の高い生活が送れるようにすることを「QOLの向上」などと呼びます。当院でも、これを重要な指針として掲げています。
一方で、最近では「QOV=Quality of vision(クオリティ オブ ヴィジョン)」という言葉も登場しています。これは「良い見え方」「視覚の質」を表しており、これからの眼科医療において大切な概念です。眼科領域においても、多焦点眼内レンズを用いた白内障手術によって、術後に眼鏡から解放された日々を送ることが可能になりました。ただし、患者様がどのような見え方を求めているのか、乱視の強弱などによって、使用すべき眼内レンズの種類は異なります。
患者様の生活に合わせたベストな選択肢を選ぶお手伝いをいたします。また、診察でのカウンセリング、それを支えるスタッフの連携体制も、適切な治療を行うためには欠かせません。生活習慣に合わせたお求めの「見え方」にお応えするために、これからも質の良い眼科医療を追及したいと考えています。