前回に引き続き、以外と知られていない目薬についてお話します。

あの目薬は、しみるとかしみないとか、またしみる目薬の方が効くのですか?と良く聞かれます。

まず、その症状の有無の違いで薬効に差はありませんのでご安心下さい。では、何故そのような症状の差が出るのか?

理由として…①浸透圧と②PHが挙げられます。涙の浸透圧はちょうど生理食塩水と同じくらいで、PHは弱アルカリ性です。その値と大きくかけ離れている目薬はしみたり、場合により痛みを感じる事となります。その時の涙の状態にも左右されますので、日によって目薬のさし心地に差があってもおかしくはありません。

豆知識として…5mlの点眼瓶に入っている目薬はだいたい100滴分の容量だと考えて間違いありません。1日4回(しっかり1滴)使用すると1瓶では、決して1ヶ月はもたない事が予測できるかと思います。

 

 

下之城眼科クリニック